KITAMI HAKKA TSUSHO Co.,Ltd. 株式会社北見ハッカ通商

Role of Mint:疑問集

疑問集

1.ハッカって、何で北見なの!?北見が盛んになった理由は…

私達がお客様と会話をしている中で度々聞かれる質問です。しかし、ハッカはそもそも本州から持ち込まれたもの。北海道での栽培は日本の中でも最後の地方なのです。それなのになぜ、北見が主産地になったのでしょう?

  • 北海道へは東北を経て、明治半ば過ぎに道南・道北・道東地方へと持ち込まれましたが、北見地方には屯田兵の入植時、既に野生種が存在しており、これを見た人物が苗を持ち込み、この地域一帯に栽培を広げるきっかけを作ったのです。
  • 更に、当地方のスイカ・かぼちゃ・メロンなども糖度が高く、高い評価を受けている事からも、全国有数の日照率、適度な雨量、朝晩の寒暖差など、年間を通じて特徴ある気候風土がより栽培に適していたという事です。
  • しかも、「馬一頭分の運搬量」が、「大豆や小豆」で畑1反分の100~150kg、同じくハッカは約40倍の4ha分で、その収入も数十倍にもなり、他の作物に比べとても「効率の良い作物」だった事が、農家の目に留まったという事でしょう。
  • また、大きな功績として、ハッカ史に残る人物「故田中氏」が昭和5年に開発した「田中式蒸留釜」が、「明治時代の3分の1の時間と4倍の収油量」という、驚くほどの作業効率アップとコスト削減に寄与しました。更に、この蒸留釜はハッカ以外の「紫蘇・密柑」などの作物にまで利用される様になり、国内外から発注が殺到した事で、他の関連産業へも大きな経済効果をもたらしました。これによって、地元景気がより加速し、ハッカ産業への投資も更に盛んに行われるようになった事も大きな要因です。
  • 昭和8年、既に一大産地となっていた北見に、現ホクレンによってハッカ農家待望のハッカ精製工場が建設され、他の地域とは一線を画した環境整備が行われ、ここから一気に輸出が加速しました。
  • ハッカは国の統制作物として管理されながら、この輸出を軸として外貨獲得に大きく貢献し、国や民間が一体となって産業基盤を発達させました。また、同時に関係者多数の往来をもたらしながら、北見の名が方々へ広がる背景へと繋がって行きます。
  • 結果的には、開拓時代という背景が栽培と増産体制を押し進めた事で、ハッカの売買で国内外の販路を持つ香料メーカーらの手によって市場が活性化して行きながら、世界シェアー70%以上も占有する世界的産地として認知されるようになって行った訳です。

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2.ハッカってミントの事?意外と知られていないミント...

食品や薬品にとても広く利用されているミントが加工品に利用される場合、何を原料にしてこれらが出来ているのかという、意外に基本的な事が知られてないのかもしれません。ここではその疑問を探って見たいと思います。

ミントとハッカは違うの?
英語…「Mint(ミント)」、日本語…「ハッカ(薄荷)」、フランス…「Menthe」、ドイツ…「Minze」、イタリア…「Menta」、オランダ…「Munt」、中国 …「薄荷」「番荷菜」、ラテン語では「Mentha(メンタ)」と言います。
要するにミントもハッカも同じ。国は違えど世界中に存在し、生活に欠かせないハーブ「King of Herb」です。
色々な呼び方
「ハッカ」とは日本語で「ハッカ草」自体を言う場合や「草・ハッカ油・ハッカ脳」全体をさす場合、外来語ではミントの「エッセンシャルオイル・ピュアオイル」とも言います。また、病院で使用するハッカ油を湿らせた蒸しタオルの事を「メンタ湿布」と言います。「ハッカ結晶」もまた、正式には「ハッカ脳」や「L-メントール」と、多種の呼び名があります。要するにスーッとする成分を持つ「ハッカ草」から抽出されたエキス「ハッカ油やハッカ結晶」が、こんなにも多くの呼び名をもっているのです。
日本語の中に外来語が多く混在している現代では尚更のこと、複雑な言葉へと変化しており、これが戸惑う原因ではないでしょうか?
「メントール増量」の表記なのに原料表示「ハッカ油」
通常、「メントール」とは精油主成分で「ハッカ脳(結晶)」のことをさします。特に菓子の原料で利用する場合、ハッカ油にも相当な種類があるため、特徴によって風味が異なります、これはハッカ脳を使った場合も同様です。最近、原料による風味の違いを認識している消費者も増えているために、「表示を確認し期待感を持って選んだものの、中にはそれを裏切られた」という声もよく耳にします。 商標法では「ハッカを原料に使った飴」に「ミントキャンディー」という「単なる商品の説明にしかならない商標」は、メーカー固有のものと認めません。逆に類似したネーミングは誰でも付ける事は出来ます。(この法律は消費者保護のためパッケージ表記と中身が違う場合や誤認する恐れのあるものに対しても認めない事としております) それでなくとも、「呼び名」がたくさんある訳ですから、消費者の期待を裏切る「間違った表示」だけは、勘弁してほしいものです。
医薬用と食品用
医薬的な用語で「メンタ湿布」、「メントール~」と使われます。通常「メントール」とは医薬品や医薬部外品の場合に使用する言葉で、日本ではタバコ以外の食品にあまり使用しません。また「メントール」には天然と合成がありますが、法律上この差異は設けない事になっており、量産する食品を含め医薬品などの多くは合成メントールを使用しているようです。但し、天然のメントールには「微量に含むオイル・その他成分」が微妙に風味を変え、事実上合成との違いが無いとは言えません。これが、ハッカ油の精製会社が「99.9%のメントール」にするため、驚くほどの時間と労力を費やしてきた理由です。
ハッカ油は無条件で天然のはず...
「ハッカ油」には「合成ハッカ油」と言うものはないため、法的には「ハッカ油=天然」と言う解釈となります。通常は食品添加物(天然添加物)としての扱いとなりますが、雑貨として輸入されている精油の中には、ラベルに「Mint」や「Peppermint」の表記がされていても天然物とは限らないものがあるそうです。単純に日本語の「ハッカ油」と英語の「Mint」との違いではない場合もあるという事です。
「ミント」と「ハッカ」を別なものとして表現する商標
例えば、「ハッカミントガム」に類する表現の場合「和種ハッカと洋種ハッカ」の両方を使ったという意味なのか、「ハッカ脳とペパーミントの精油」両方を使用した、と言う意味なのか戸惑いませんか?こうなると尚更わかりませんね。特に、和種ハッカは特有の風合いがあるため0.01%の配分差で香りが変わります。当社でも幾度となく経験している苦労です。
メディアでも…
メディアの様な情報発信源においても「ミントは精油を利用し、ハッカは結晶を利用する」と言うような表現は、ハッカを知っていれば尚更のこと理解するのに時間がかかる表現です。この場合は「ペパーミントは精油を利用する場合が多く、和種ハッカは…」と言う意味だったらしく…

一言メッセージ

消費者が錯覚してしまったり、間違った表現を起こしやすい背景が以外にたくさんある様ですね。何れにしても、製品を提供する側がこれを理解し、正規な表現をすれば消費者から当社に問い合わせられる誤認は防ぐことができるのです。 ハッカ専門の会社としては、関係する方々に「ハッカは日本語、ミントは英語、種類には和種ハッカ、洋種ハッカ、ハッカ油の主成分はLメントール(ハッカ脳)…」を是非覚えて頂き、特に公共の電波や雑誌など不特定多数の目に触れるメディアでは正しく表現して頂きたいと切に願う所です。

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3.ハッカはなぜあまり知られてないか?

世界市場のトップに君臨していた日本のミント。 しかも、精製工場を持つ大手企業の多くは本州にあり、世界トップレベルの企業です。それなのになぜ、世界的産地の北見やハッカの事が未だあまり浸透していないのでしょうか?

  • ハッカは農産物でありながらそれ自体を台所で煮炊きする作物ではなく、砂糖の原料の「ビート」同様に精製後初めて利用されます。そのため消費者のもとに届く時には原形からはかけ離れた形状となり普段見かけるものではなかった事にも一因しています。
  • ハッカは加工品の原料として利用される事が最大の存在意義であり、精油の瓶詰めなどを一般向けに提案するメーカーが非常に少なかったのではないでしょうか...
  • 「ハッカ油」や「メントール」などは、医薬品や医薬部外品に多く使われる原料だったため、一部にあった「ハッカ油ビン詰製品」も法的な規制と相まって、配置薬や薬局・薬店で扱われるのみだった事、雑貨的な位置付けで販売されなかった事なども、消費者との距離を置く原因にもなっていました。おのずと知るチャンスが少なかったという訳です。
  • また、原料としてのハッカは輸入自由化によって海外から多く調達される様になり、日本の主要作物としての意識が次第に薄れた事。
  • ハッカ油の瓶詰め製品などが多く流通するより先に、輸入自由化の頃と同時期「合成ハッカ」も台頭し、安値な合成原料として加工品に多く利用され国内製品の価格上昇がハッカ栽培を衰退させ、一層天然ハッカとの距離を遠ざけた事。
  • 近年は雑貨扱いとして、香り主体の利用法で位置付けられており「ハッカ=海外のハーブ」と言う風潮につながってきた事。

一言メッセージ

過去には社会科の教科書類にも取り上げられていた北見ハッカ。最近では、その活字もすっかり見かけなくなりました。 地元、北見の教科書でさえ...どうやら理由がたくさんあるようです。

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