Menu

ハッカの役割 Role of Mint

ハッカの役割

01世界の中での役割

Mintは紀元前より世界中で様々な品種が栽培され、草や抽出されたエキスは、私達の生活に計り知れない役割を果たしてきました。現在も食品類・医薬品類・香水や化粧品、タバコに至っては殆どの銘柄にメントール入りがラインナップされる程、急激な勢いで増えています。その他のハッカ加工品も同様、更に増加傾向にある様です。しかし、既に目新しいものはほぼなく、紀元前からの歴史の中で世界中から出尽くされてしまっている状況と言えます。ここでは天然添加物としてのハッカ油・ハッカ脳、そして、合成ハッカも含め実際の「利用例や利用法」などをご紹介したいと思います。

ハッカ製品は一般的に、合成ハッカを主体として作られていますが、天然ハッカを使用した製品は、目的に応じて、「葉」「精油」「ハッカ脳」が選別され、そこから更に「和種系」や「洋種系」と言った風味差・特徴なども勘案されながら利用され、生まれて行きます。以下ではハッカがどんなものに利用されて来たのかをご覧頂きます。

  • 食品類

    ~菓子(クッキー・羊羹・ゼリー・煎餅・他 砂糖菓子)・ガム・飴・チョコレート・アイスクリーム(ハード系ソフト系)

  • 飲料・酒類

    ~焼酎・その他リキュール・カクテル用リキュール多数

  • 医薬品(外)

    ~湿布・胃腸薬・うがい薬・鎮痛剤・消毒系薬・水薬貼薬・塗り薬・目薬・ドリンク

  • 化粧品

    ~スキンクリーム・シャンプー・ソープ類(液状・固形)・入浴剤

  • その他

    ~日用品(紙おしぼり)・芳香剤(線香・化学品)オーラルケア(ようじ・歯間用具)・花粉グッズ・アロマ関連・ヘルシーケア関連グッズ・その他雑貨類

02こんな場合にはハッカがおすすめ!

様々な商品に原料として利用されているミントですが、加工品ばかりではなく精油や結晶そのものも実際に色々なシーンで利用されております。下記に記載した使用例の他、独自の利用方法で楽しんではいかがでしょうか?

  • 安心の天然添加物です。ご自分で作るゼリーや菓子類、
    ティーやリキュールなどの香料としてご利用ください。

    クッキーや焼き菓子等に使用する場合
    「Spearmint」… 平均的な使用量が約0.13%、最大でも添加量で約0.6%

    飴に使用する場合
    「Peppermint」の精油やハッカ脳… 平均的な最大使用量は0.1%

  • イライラした時、暑苦しい時など、「スーッ」と気を静めてくれます。

    そんな心理効果をもたらしてくれる香りです。お部屋や車内の香り・お風呂に数滴、寝苦しいときなどには、枕元にも程よい量を付けてみてください。

  • O-157の流行した当時メディアでも多く取り上げられたミントの効果。

    0.04%の量で大腸菌が滅菌したとの結果が報じられ、まな板の殺菌には天然香料のハッカ油が最適と言われました。ハッカ油は42~43℃のお湯で「昇華」する性質。それ以上の熱には弱いので、お湯で香りを飛ばす事が可能です。

  • 玄関・トイレの臭い消し、布巾や雑巾など

    雑菌の多いものには、すすぎ時に少量たらしてご使用ください。

  • 昆虫や小動物はスーッとするミントの刺激を嫌うといわれております。

    私達が麻酔をする時年齢や性別、体の大きさなどによって定量を決める事からわかるように、私達の「スーッ」が、虫や小動物に対しては刺激が強すぎるのでしょう。キャンプ・登山などにお出かけの際に試してみてはいかがでしょうか?

  • リラックス効果が高く、独特の清涼感はアウトドアならではの利用法も...

    ゴルフ、その他スポーツ後の疲れを吹き飛ばして下さい。冷たいタオル等に湿らせると一層効果的です。

  • 化粧用原料として利用する場合

    整髪剤・化粧水・シャンプー・リップクリーム… 最大添加量は0.4~0.8%

  • 花粉が多く飛ぶ時期にスーッと...

    ハッカ飴やガムを食べたり、清涼感のあるものを鼻の近くに寄せると楽になった経験はありませんか?
    あの「スーッ」がミント特有の性質です。洋服の襟元や直接マスクにもお試しください。

コラム

  • 線毛の働きを活発にする、メントールの力。

    私たちの鼻やのどには、「線毛」と呼ばれる毛状の細胞組織があり、細菌やウイルスが肺に入らないように働いています。ある研究論文では、ハッカ油の主成分であるメントールには、この線毛の運動を活発にする効果があることが示唆されています。寒さと乾燥で線毛の働きが弱まる冬場、マスクや加湿器と共にハッカ油を使ってみてはいかがでしょうか。