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ハッカの歴史 History of Mint

ハッカの検査

道内唯一の「薄荷検定所」

道内唯一の「薄荷検定所」

農家の蒸留した薄荷油(ハッカ取卸油)は、時代と共に「量から質」への品質改善が求められその結果、薄荷油の品質基準の設定を行い、取引の合理化を計ると言う目的で、大正8年に公営による検査体制が整えられました。この公営の検査体制は、昭和後期その需要減の理由から道庁管理下から国へ移管され、平成に入っては農水省の検査自体が廃止されましたが、「北見ハッカ」が世界で評価されるに至る影の力となっていました。 昭和12年、道内14箇所あった薄荷検定所が野付牛(現北見市)に統合され、全道の薄荷油は全てここ野付牛で検定されました。

検査所沿革
  • 大正8年(1919年)

    北海道農産物検査所設立。(北海道庁)
    同年北海道野付牛支所開設。

  • 昭和2年(1927年)

    薄荷取卸油運営検査開始。
    担当:北海道農産物検査所

  • 昭和12年(1937年)

    道内14箇所の薄荷検定を野付牛に集約。

  • 昭和13年(1938年)

    薄荷検定所を新築。

  • 昭和27年(1952年)

    薄荷取卸油検査は国営に移管される。
    担当:北海道食料事務所(農水省)

  • 平成12年(2000年)

    薄荷取卸油検査廃止となる。

検査内容
1. 取卸油の入った容器ごとに容器・油の水分・不純物等の混入の有無・重量をチェックし、サンプル採取します。
2. サンプルは「薄荷検定台」で標準品と比較し、油は色調で「等級」、脳分は「採脳率」の決定を行います。
3. 容器検査に合格した容器は「はっか取卸油容器検査合格証」がつけられ、
4. 全ての検査終了後初めて、1缶ごとに重さ・等級・脳分率が記された「はっか取卸油検査証明書」が添付されて出荷準備されます。