夏


夏が来るとハッカは一対の葉の付け根に小さな薄緑色の花を涼しげに咲かせ、夏の終わりまで咲き続けます。

豆の女王と言われる白花豆の生産量が日本一の北見、ツルに咲く白い可憐な花が夏の畑で見られます。

北見の夏の風物詩、畑に並ぶコンテナの中には天日干しを終えて集められた玉ねぎが出荷の時を待っています。

里山と田園風景が常呂川流域に広がる北見の端野は、丘陵畑作地帯や豊かな河畔林がパッチワークを織りなします。

季節によって表情を変えるサロマ湖、夏の澄んだ空を映して紺碧に輝く湖面はサロマンブルーと言われる絶景です。

ワッカ原生花園ではハマナスやエゾスカシユリが夏の草原を彩りますが、周辺ではエゾシカが頻繁に出没します。

森林と温泉に恵まれた北見の留辺蘂のジャガイモ畑の後方には、端正な円錐形の山容が特徴の北見富士が望めます。

北見市街北西の市民が自然に親しむ場の仁頃山、寒暖差が大きい周辺では甘いトウモロコシが育ちます。

青々とした畑がどこまでも連なる常呂の丘、豊かな食の大地がオホーツク独自の文化を育みました。
Photography and text by 若林 修
写真家 若林 修(わかばやし おさむ) 県立浦和高校、東京藝術大学卒
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